今週の法語解説

10月20日

  お慈悲に
  たちかえりて
  お慈悲を喜ぶこと
  この善太郎
      (有福の善太郎)


   現代人の心は多くの場合、現在・未来に向けられ、自らの願う状態になるかならな
  いかで揺れ動いています。
   私たちは、自らが生きる真実の依りどころを感得しないかぎり、一喜一憂の状態で
  ただ一度の人生を空しく過ごしてしまいます。
   現在・未来だけを見つめるのではなく、背後から自身にかけられている真実のいの
  ちの願いである「お慈悲」にたちかえることこそ、真の前進の基です。
             (『山陰 妙好人のことば』発行 山陰教区教務所)