今週の法語解説

4月10日

  おらぁ
  なんでも忘れるけっど
  得のつくことだきゃ
  忘れんだいのう
      (足利源佐)


   救われ難い私が、有難いことに如来のお慈悲によって救われるのではありません。
  絶対に救われ難い自身であるという自覚が私の内に生まれようはずがありません。
   しかしながら、たまたま、この真の自覚が煩悩の迷いの身に実現されるのです。
  自分にとって「得のつくことだきゃ忘れん」自身が明らかに感じられるのは、その
  人に生きておられる真実の命のはたらきであります。
             (『山陰 妙好人のことば』発行 山陰教区教務所)