仏教用語解説

◆浄土真宗は法名?戒名?

        
    現在一般には、死者、つまり死を仏縁として仏法に帰依したものに法名がつ
   けられ、墓標、位牌に刻まれると思われている。確かに法名は故人の業績や特
   徴を考慮して選字され、字感や字音にも留意してつけられるから、その人物の
   生涯や性格をも推察することができる。しかし、本来生前に仏教徒として帰敬
   式を受けていただくのが法名である。
    また、戒名とは、本来、仏・法・僧に帰依し、仏教の戒律を守ることを誓っ
   た者に与えられる法の名字だが、浄土真宗では授戒の作法がないので戒名とは
   言わず法名と呼ぶ。
    なお、原則として帰敬式を生前に受けていただくのが法名であるが、生前に
   受けてない方が死後にいただくことから誤解を生じている。