仏事いろいろ

◆浄土真宗の法事のつとめ方

        
    浄土真宗の年回法要(法事・仏事)は、亡き人への追善供養ではなく、命日
   をご縁として経典をいただき仏徳を讃嘆し、故人をしのび、仏恩をよろこぶ行
   事です。
    ご法事を尊い聞法のご縁とさせていただきましょう。
   
   ◎法事の案内
    法事を勤める時は、早めに住職と相談のうえ、日時を確定し、その後親族な
   どへ案内します。
   
   ◎法事の進行
    参考までに標準的と思われる進行の形式を示してみます。
   
    開式の前に、点燭(ローソクに灯をつける)し、お香を焚き、お仏飯を供え
   ておきます。
     @参列者一同着座
     A開式のあいさつ(施主)
     B一同合掌礼拝
     C読経
     D法話
     E御文章拝読(一同、頭を下げて拝聴)
      ☆焼香(住職の指示に従い読経中又は読経後に焼香します。)
     F閉式のあいさつ
      この後、お斎がある場合、その案内をします。
      ※お斎 仏事で供する食事をさします。なおらいとはいいません。
   
   ★あいさつの文例★
   《開式のあいさつ》
    本日はお忙しいところお参りいただき有り難うございました。
    ただいまより、法名釈〇〇俗名〇〇〇〇の〇〇回忌の法要を〇〇寺ご住職に
   よりおつとめいただきます。
   《閉式のあいさつ》
    おかげさまで、法名釈〇〇俗名〇〇〇〇の〇〇回忌の法要を厳粛におつとめ
   いただきました。本日は、誠にありがとうございました。
    (御仏前やお供え物のお礼を言う。)
   《お斎でのあいさつ》
    これよりお斎をさしあげます。故人の思い出話をまじえて、どうぞごゆっく
   りお召し上がりください。(※できれば精進料理でありたいものです。)
   
   ★食前・食後のことば
   ◆食前のことば
    多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このご馳走をめぐまれました。
    〔全員で唱和〕深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。
   ◆食後のことば
    尊いおめぐみをおいしくいただき、ますますの御恩報謝につとめます。
    〔全員で唱和〕おかげで、ごちそうさまでした。
    ※できれば、ご住職の発声により食前食後の言葉を唱和する。
   
   ◎法事の心得
    @前もってお仏壇を荘厳します。お仏壇の清掃、仏具のお磨きをし、打敷・
     五具足・お供物など調えます。
    A香炉の灰をきれいにし、あらかじめ炭火をいれておきます。炭火のないと
     きは、線香をもちいます。
    B法事の服装は、礼服にこだわることはありませんが、落ちついた服装にし
     ましょう。
     念珠と門徒式章は忘れないようにしましょう。
    C法事にお参りしたら、先ず仏前に進み、合掌礼拝します。その後でご住職
     施主並びに家族・お参りの方々へ挨拶します。
    D念珠・門徒式章・聖典は、じかに床や畳に置かないように気をつけまのし
     ょう。
    E焼香は、抹香をもちいます。抹香の無いときは、線香を適当な長さに折っ
     て、横にして焚きます。
     香はかおりのよいものをもちいます。
    F焼香の時は、磬(きん)を打ちません。磬は読経の時のみもちいます。
   
   ◎住職の呼び方
     宗派や地方によって呼び方が違いますが、浄土真宗では「ご院主さん(
    ごいんじゅさん)」「ご院家さん(ごいんげさん)」と呼びます。また、
    一般的な呼び方として「ご住職さま」「お寺さま」ともいいます。
     なお、お和尚(おしょう=浄土宗・禅宗)、方丈(ほうじょう=禅宗)、
    法印(ほういん=真言宗)などとは呼びません。
   ◎年回忌法要の称え方
    1周忌・・・死亡の翌年
    3回忌・・・死亡の年を1と数える
    7回忌
    13回忌
    17回忌
    25回忌
    33回忌
    50回忌 以後50年ごとにつとめる。
   ※@毎年の命日を「祥月命日(しょうつきめいにち)」
    A毎月の命日を「月忌(がっき)」
    B命日の前夜を「逮夜(たいや)」
     注:地域によって別の数え方をするところもあります。